2013年12月|ミリからムルにボートで行ってきた。

2013年12月にミリからムルにボートで行ってきた記録。1年以上前のことなので今現在有効な手段なのかは保証できませんが、もし船で行きたいって方の参考になればなーっと!

ボートを乗り継いでミリからムル国立公園へ

2000年代初頭にムル空港が完成してからは、ほとんどの観光客の交通手段は飛行機らしい。ミリの空港から40分ほどのフライト時間で到着してしまう。さらにコスト面でも飛行機とほぼ変わらない、むしろ安い。そこをあえて好奇心からかボートで向かう方もいるそう。

どういった経路なのか、どれくらい時間がかかったのか、いくら費用がかかったのか。そして飛行機を利用した場合も。

Miriの市街地からローカルバスで90分ほどで”Kuaka Baram”の船着場へ、そこからボート(Express Boat)で3hほで”Mardi”という街で別のボート(火曜・日曜のみ運行)に乗り換え4hほどで”Long Terawan”へ、”Long Terawan”から現地の方のロングボートの乗せてもらい、さらに4hほどでムルに到着。

ボート乗り継ぎ
移動時間:3h+4h+4h=11h
料金:RM25+RM30+RM250=RM305
飛行機
移動時間:30min
料金:RM151

このように時間的にもコスト的にも圧倒的に飛行機がよい。ちなみに、飛行機はMas wingsというマレーシア航空の姉妹企業みたいな?とこが就航してる。

Mas wings
Mas wings

出発地ミリ(Miri)の船着場が分かりづらい!

ムル(Mulu)方面へ向かうボート(Express Boat)は、ミリの市街地からバスで90分ほどのところにあります。非常に分かりにくい。ネットでボートで行く方法を探していたら、”Kuaka Baram”というところから乗れるとの情報があってバスの運転手さんに”Kuaka Baram”に着いたら教えてくださいと伝えて言われたとこで降りてみると、そこは木材を海外へ輸出する港みたいで、でーっかいタンカーの港だった。ここから日本にも木材を輸送しているらしい。

ここではない…。
ここではない…。

そこで、警備のおじさんに相談すると数キロらしくって、たまたまおじさんの知り合いのお兄さんが通りかかって船着場まで送ってくれるよう伝えてくれてどうにか船着場に到着した。今見てみたけど、この船着場はGoogle Mapでも道が載ってない、要注意です。下のMapのポイントのとこが行くべき船着場↓


スープがうまい


テールスープ
テールスープ?

船着場に着いたものの出航時刻は3時で、まる3時間ほどあったから少し戻ったとこの売店や軽食屋が数件あるとこで昼食をとることに。
ちょうど近所の工場の昼休憩らしく一気に席が埋まっていった。ほとんどのテーブルで同じスープを頼んでいたので、そのスープをを頼んでみた。これがおいしかった!多分牛テールのスープ。ぜひ。

ミリの船着場からMardiへ出航


ミリの船着場からMardiへ出航
ミリの船着場からMardiへ出航

出航時刻も近づき船着場に行ってみると、8割ほどの乗船率で観光客と思しきひとは皆無。チケットもすんなり買えて間もなくしてゴゴゴーっと轟音をあげて出航。
このボートはエンジンが客席のすぐ後ろにあり薄い扉一枚で仕切られてて、走行中はかなりの騒音だった。特に後ろの席に座ると非常にうるさい。
うねうね曲がった川で右に左に軽快に舵を切りながら、茶色く濁った川をどんどん上っていく。それと、船内に少し浸水する仕様?のようで荷物は床に置かないよーに。

MardiからLong Terawanへのボートは火曜と日曜だけ


Marudiの船着場
Marudiの船着場

順調に上ってきたみたいで3時間ほどでこのボートの終着点”Mardi”に到着。さて、乗り換えるかと思ったら、
なんと”Long Terawan”行きのボートは火曜と日曜しか運行していないってさ!
何かのご縁かと、観光で訪れる人はほとんどいないだろうと思われるこの街”Mardi”に滞在することに。
大きな通りが5つほどのコンパクトな街だけど、商店も幾つかあって安宿もなかなか良いところが見つかった。

MardiからLong Terawanへ出航


marudi_port

このボートもここまで来たボートと同じよーなつくりで、轟音をあげてなかなかのスピードで進んでく。だいぶ上ってきたからなのか川幅が狭くなるところも。そう思いきやどかーと広いところもある。途中で小さな集落にわずかな時間だけど寄港しながら進んでいく。
お米やお菓子だとかが船から岸で待つ人に向けて投げ渡したり、バケツリレーみたいにして運んだり。
ここではどんな生活があるのかなー、なんて考えるとワクワクするなー。世界は広いなーと。

集落に寄港しながら。
集落に寄港しながら。

Long Terawanに到着してMuluへ


longBoat01

4時間ほどかけて最後の中継地”Long Terawan”に到着した。だけどここから先が問題で、ここからはここに住んでる”Long Terawan”のブラワン族の方に頼んでMuluまで乗せてもらうか、なにかしらの船を見つけて乗せてもらうしかないとの情報。
周辺を見回しても乗せてくれそうな船はなさそうだし、どんどん人がいなくなるしー、日も落ちてきたー。

実は”Long Terawan”までのボートに乗っている時に、ほろ酔いのちょっと嫌な感じのおじさんが話しかけてきて、どこに行くんだ?
って聞かれてMuluに行くよーって言うと、俺もだ、自分のボートがあるんだ、乗っていけ、他に手段はない、RM250でいいぞ!って言われてた、
ないなー、あやしーわ。なんて思ってた。だけど、本当にそのボートくらいしか手段がなさそうだった。
そんで結局おじさんの言い値で乗せてもらうことにした。

暗闇クルージング


longBoat02

ほろ酔いのおじさんと、その親戚のお兄さん3人で横幅1メートルほどの木製のボートでムルまで向かう。米やビール、家電なんかを満載でどんどん進んでいく、川幅はさらに狭くなる。おじさんが浅瀬に乗り上げないように指示を出しながら進んでいく。たまにゴゴッって船底を擦ることがあって若干心配だし、日が沈み辺りが暗くなってきたことが気になる。おじさんたちは慣れた様子でライトを取り出し前方を照らしながら進んでいく。しばらくすると完全に日が沈み辺りは真っ暗、よくわからない動物とか虫の鳴き声が響く。みんな無言。
日本から遠く離れた深い深いジャングルの暗闇のなかを今日会ったばかりのおじさんが舵取りするボートに乗っている。不安よりも楽しくてたまらない。

longBoat03

しばらくして、おじさんが何かひとこと言って、船を川岸の浅瀬に寄せた。何かトラブルかなー?川の水量が少ないとか?もしかして迷ったかー。
とか思ったけど、ならんで小便を始めた。そんで自分も並んだ。実は思ったよりも時間がかかっているそう。だけど、あと小一時間で着くから心配するなと。
そして、みんなで一本づつビールを飲んだ。無表情なまま差し出してくれた。ボルネオの熱気で生温かくなっていたギネスビールが美味しかった。
そして、乗る前にボートの料金が高い、安くしてくれーって言ってた自分を恥じた。

また進み出しておじさんの言う通り一時間もしないうち遠くに明かりが見えた。たどり着いた安堵感もあったけど、この冒険じみたボートの旅が終わることが寂しく思えた。

ここから、Muluのおじさんの家族の家に積荷を運び、家族の皆さんに歓迎していただき、食事やいろんな果物、さらにビールを頂いたり、翌週に控えた親族の結婚式に招いていただくなど、ここから面白いことがたーくさんあるのですが、その話はまた別の機会に。

まとめと注意点

どうにか無事にミリからボートを乗り継ぎムルまでたどり着くことができたけど、ありがたい人に巡り合え、ほんと運が良かったなって思う。

ミリの船着場に関しては、バスの運転手さんに、「ムルまでボートで行くのでその船着場で降ろしてください!」っていうと良いと思う。
それと、”Mardi”から”Long Terawan”までのボートは火曜と日曜だけしか運航していないということ!

”Long Terawan”から先の行程に関しては時期によっては相乗りのボートも探し易いのかもしれないし、料金は高くなるかもしれない。”Long Terawan”のブラワン族の方に頼むことができるかもしれない。そして、実は”Long Terawan”からムルに向かって進んでいる時に欧米な夫婦を乗せた(綺麗で速くて快適そうな)ボートが追い越していったw だからボートを手配してくれるエージェントもあるのだろうな。

文頭にも書きましたが、この記録は2013年12月のものです。現在は状況も変わっているかもしれません。川の水量が減ると進めなくなるとの情報もあります。幸運を!

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