オーストラリアでのワーホリから帰国後、友達がワーホリについて相談してくれて改めて考える機会があった。
実際に行ってきてみて必要だった費用、渡航前に準備しておくべきものや、なにがあれば充実したワーホリ生活を送れるのかなーって。そんなことをまとめてみた。

ワーホリエージェント
慣れない海外ってこともあるだろうし、向こうに着いてからのイメージってなかなか難しいし不安だと思う。だから、エージェントに依頼して学校とかホームステイ先とか用意してもらったりコミュニティを紹介してもらうって予定している人がいると思うけど、実際行ったらどうにかなる。
僕の場合エージェントなしで行って、到着後出会った人たちから情報をもらったり、助けてもらってどうにかなった。英語に自信がなくても、大きな街だと日本人もたくさいるし、簡単な単語並べて英語で会話することもできる。みんながネイティヴじゃないんだからそのあたりも理解してくれる。
不安でいっぱいかもしれんけど、エージェントにかかる費用で余裕もって仕事探したり、学校探したり、旅行したりするほうが面白いはず。それに英語の上達にも繋がるんじゃないかなって思います。もちろんご自身の責任と判断で決めることだと思いますが。
エージェントを利用して来た人にも会ったけど、費用分のメリットがあったって聞いたことは一度もないなー。
これはぼくの個人的な意見なので、悪しからず。
でもはじめの宿だけ予約しておくことをおすすめ、とりあえず宿(バックパッカーズ)でいろんな出会いがあるし、同じようにワーホリビザで来てる日本人や他の国の人もいるはずだから情報もらったりできる。
宿(バックパッカーズ)の予約はBooking.comがおすすめ、一番安くなると思う。利用者多くってレビュー数も他のサービスに比べて断然多い。しかも仮予約することができるから、決済はチェックインの時でOK。

費用
ビザ取得からオーストラリアで初給料をもらうまで、ぼくの場合実際にどれだけ必要だったのか。
*当時のレート(1AUD→91円)で記載しますが、2016年9月17日現在(1AUD→76円)当時と比べてかなり円高なので日本円でいえばもっと安いですねー。
*AUD=Australian Dollar おーすとらりあんだらー
まずはじめに、オーストラリアのワーキングホリデービザの取得費用として40,040円(440AUD)。
成田からケアンズへの片道航空券、15kgの預け荷物料金(2,500円)込みで55,470円(610AUD)。
2015年8月11日早朝、ケアンズ空港に到着して空港から歩いて市内まで。もちろん市内まで10AUD?でバスもあるけど乗らなかった。6kmくらいかな。
それからケアンズに7泊→22AUDx7泊=14,014円(154AUD)*デポジットとして別に1,820円(20AUD)預けるがチェックアウトの時に返してくれる。
そのケアンズでの8日間の食費なんかで6,370円(70AUD)。
携帯電話の通話とデータ通信ができるSIMが228円(2.5AUD)で、1ヶ月間3GBのプランで2,730円(30AUD)→合計2,958円(32.5AUD)。
2015年8月17日深夜過ぎ、Ayrという街までの長距離バス(Grey Hound)が6497円(71.4AUD)。
Ayrに2015年8月18日翌朝到着、バックパッカーズに1週間分の宿泊費13,195円(145AUD)*デポジットとして別に1週間分の宿泊費13,195円(145AUD)を預ける必要がある。急にチェックアウトしたりしない限り出る時に返してくれる。
Ayr到着後に食材を買い込んだり、仕事用に古着なんかを揃えるのにおよそ4,550円(50AUD)。
そしてチェックイン翌日の2015年8月19日に仕事をもらった。オーストラリアは基本的に1週間ごとに給料をもらえるので翌週の半ばに振り込まれた。
なのでビザ取得から、オーストラリアでの初給料をもらえるまでに実際かかった費用は…
- ビザ代 40,040円(440AUD)
- 航空券 55,470円(610AUD)
- 移動費 6,497円(71.4AUD)
- 宿泊費 27,209円(299AUD)
- 食費雑費 10,920円(120AUD)
- 携帯電話SIMと通信料 2,958円(32.5AUD)
ビザ取得からの合計 143,234円(1572.9AUD)
渡航後に使ったお金 47,169円(518AUD)
*これが2016年9月14日現在(1AUD→76円)のレートだと、
ビザ取得からの合計 119,540円(1572.9AUD)
渡航後に使ったお金 39,368円(518AUD)
かなり違う( ゚Д゚)
僕の場合、現金10万円を持ってケアンズまで渡航、それからケアンズ市内の両替屋で全額オーストラリアドルに両替した。
日本の口座にいくらかあって、クレジットカードも使えるようにしていた。
はじめはどれくらいかかるか見当つかなくて切り詰めてたけど、ビザ代と航空券代以外に10万円あれば、とりあえずオーストラリアで給料をもらえるまではどうにかなった。
しかも今は当時に比べてかなり円高なんで日本円で換算すると比較的費用抑えられる。
日本からオーストラリアの航空券も、もーっと安いものがある、20,000円前後であったりする。僕の場合、渡航数日前に購入したからかなり割高。計画的に数カ月前に購入すると安いものがある。
ただ、オーストラリアに着いてから運が悪ければ仕事もらえるまで数週間とか1ヶ月かかる場合もある。
それとバックパッカーズに泊まる時にデポジットが必要になるからいくらか余裕あったがいいだろーな。
ビザや航空券なんかもろもろ含めて30万円もあれば余裕だと思う。
もちろん運次第のところもかなりあるけど。

ビザの取得
オーストラリアのワーキングホリデービザの取得は早くて簡単!
僕の場合、1時間程度で申請完了して、その日のうちの数時間後にはビザがおりた。
ビザの申請方法は、すごいわかりやすいく説明してあるところがあるのでこちらを参考にされることをおすすめします!↓
【ビザ】初めてのオーストラリア・ワーキングホリデービザ申請ガイド 2016年版
ビザの申請には440AUD(クレジットカード払いのみ)が必要で、ビザがおりてから1年以内に渡航しないと無効になってしまう。
ビザは1年間有効で、その間に一時的にオーストラリアを出国してまた入国することもできる。オーストラリアのワーキングホリデービザは、仕事もできるし、最長4ヶ月間まで学校にも通うことができるビザ。仕事に関して条件があって、基本的に同一の雇用主のもとで6ヶ月間以上働けない。*ただセカンドでもまた同じ雇用主のもとで6ヶ月間までであれば働くことができる。
セカンドビザ
基本的にワーキングホリデービザは1年間だけなんだけど、渡航中にある条件を満たせば、セカンドビザと言われるさらに1年間のワーキングホリデービザの申請ができるようになる。
その条件は、農業や建築業、漁業などの指定の産業の仕事に指定された地域で、88日間以上就労すること。この88日という日数に関してなんだけど、フルタイムと認められる勤務状況だったら3ヶ月間働くことで満たされるそうです。

クレジットカード
クレジットカードは必ず作っていくこと。
オーストラリアで銀行口座を開設すると銀行がデビッドカード機能がついたキャッシュカードを作ってくれる。
オーストラリアにいる間、大概のことはこのカードで事足りる。だけど、ネット上で決済するときなどデビットカードでは決済できない場合がある。例えば航空券を購入するとき。
これがかなり困る。
オーストラリア国内の移動とか、ちょいとバリに旅行に行くとか、日本に帰るときとか。何かとクレジットカードの利用頻度は高い。
それと、クレジットカードが身分証代わりになることもある。シドニーでホワイトカードの受験のときにクレジットカードを数枚持っていてどうにか認めてもらった。
もしもまだ持っていないのであればすぐに作っておいたほうがいい。
クレジットカードの作成には審査があるので、基本的に仕事先に籍が残っているうちに作らないとなかなか審査に通らない。仕事を辞める前に申し込みする。
在籍確認の為職場に電話する可能性があるって書いてあったりするけど、僕の場合、何枚かクレジットカード作ったけど一度もなかった。
初めて作ったのは楽天カード。大学生(19歳?)のときにつくった。大学生でアルバイトでの年収も100万円程度って記載して申し込んだけど、すぐに審査通った。
作るのにお金もかからないし、年会費もずーっと無料だし、使えば使うだけ楽天ポイントってのが溜まるし。
JCBは使えない!
申し込みのときにカード会社を選ぶ。
基本的にVisa、MasterCard、JCBから選ぶんやけど、JCBだけは選ばないこと!
JCBにお勤めの方、関わる方には申し訳ないんですが…。JCBは海外でほぼ使えない!
VisaとMasterCardはどちらでもいい、好きなほうを選ぶといいです。
ぼくは、念のためどちらも持ってる。
クレジットカードは申し込みから発行されるまで2週間くらいが目安だと思う。カード会社とか申し込みする人の状況によって変わるみたい。なので余裕をもって申し込みしておいたがいいです。

英語
英語ができればできるだけワーホリが充実すると思った。仕事に関しても、遊びに関しても英語が重要だなってめちゃくちゃ実感した。
僕の場合4年ほど前にフィリピンの英語学校に数ヶ月間留学したことがあって、それからいろいろしてー、日本に帰ってからも何かと時間があれば映画観たり、英語教材の会話を聞いたり、海外の友達と英語でメッセージのやり取りをしたりしてた。
オーストラリアに着いてからの数ヶ月は全然聞き取れなくてなかなかしんどかったなー。
でも、シドニーに移動して、家も仕事も遊びでもほぼ日本人と会わず、日本語を話さずに5ヶ月ほど過ごした。それからはとりあえず不自由しない程度になった。
渡航までに基本的な文法と単語をきっちりやっておけば、あとは渡航後の生活でどんどん伸びるはず!映画を観たり洋楽を聴くのもいいと思う。でも聴くのと話すのって全然違うみたい。やっぱ話せるようになるには話すのが一番、ネイティヴスピーカーと。ワーホリ行けば話す機会がいっぱいあるからそれを楽しみにして勉強していってほしいなー。
オーストラリア訛り
オーストラリアの英語は訛りがあるってのはホントで、ハリウッド映画なんかのアメリカンな英語に慣れている日本人からすると聞き取りづらいと思う。でも英語は英語なわけでそんなに大きな問題じゃないと思う。逆にオージーっぽい表現とか聞けて面白い、使うと喜んでくれるし。

情報
以下のサイトは利用者が多い掲示板や生活情報サイトなど。ざーっと目を通すだけでもオーストラリアの生活コストとか、求人の傾向なんかもイメージ出来ると思う。
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Gumtree
これはオーストラリアで一番大きい掲示板サイトで、車、バイク、スケボーから仕事、コミュニティ探しまで、なんでもある。これは基本的に全て英語。オーストラリア人も利用しているからローカルジョブの情報もたくさん。
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日豪プレス
これは日本人向けのオーストラリアの情報掲示板サイト。日本人向けでは一番大きいと思う。仕事、部屋など様々な情報が載ってる。イベント情報なども。基本的に日本語。
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チアーズ
日本人向けのシドニーの情報掲示板。仕事探し、部屋探し、コミュニティに関しての情報も。基本的に日本語。
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Carsales
ワーホリで車を買う人はGumtreeで探す人が多いと思うけど、当たり外れがあるみたい。このサイトは価格は比較的高いけど状態いいものが多いらしい。オージーの友達からここで探すことを勧められた。
今はネット上にたーっくさん情報あるし、大半のことはわかったような気になれる。だけど、ワーホリは行かないとわかんないことだらけ。どんな情報よりも自分の目で見て体験したものが一番なはず。どんな学校なのか実際に行ってみて空気を感じたり。店頭にある求人の張り紙を見つけたり。出会った人から紹介してもらったり。
なんでもネットで済んでしまう世の中になったからこそ、オフラインの世界が楽しくなるって思う。異国に飛んでいくんだし不安でいっぱいかもしれんけど、ネットで調べて人の感想とか口コミだけで判断したり不安にならないでほしいなー、なんてね。

Good luck!